CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

日々のコミュニケーションを見直そう!

薬剤師の業務は、対物から対人へという動きが加速しています。
非薬剤師の業務拡大が発表され、動きが本格化してくると
より薬剤師のコミュニケーション力向上への注目は強まると予想されます。

薬剤師のコミュニケーションのポイント

そこで今回は、基本的なコミュニケーションのポイントをご紹介してみます。

基本的なことばかりですので、「そんなことは知っているよ」と思われるかもしれません。
でも、日常的に当たり前に行っているコミュニケーションを見直す良い機会と思って
今一度日常のご自身のコミュニケーションを振り返ってみてください。

“言うは易く行うは難し”なんてことになっていないでしょうか?

(1)雰囲気づくり

雰囲気づくりはまず、相手に興味と関心を持つところから始めましょう。
相手に興味と関心を持てば、自分自身の中で「相手と話したい」という気持ちが湧き、
おのずと話す雰囲気や態度は好印象なものになっていきます。

ただ、相手はまだ身構えているかもしれませんので
笑顔や元気な挨拶などで相手の緊張をほぐし、
明るくやわらかい雰囲気づくりを心がけてみてください。

(2)傾聴

単に情報として耳で聞くだけではなく、
相手の言葉の背後にある感情を汲み取りながら聞くということです。

また、偏見を含まず、否定的にならないようにし、
相手を急かすようなことはせず、出来る限り待つことも大切です。

言葉だけでなく、表情やしぐさなども相手の気持ちが表れる部分です。
耳だけでなく、目でもしっかりと聴くことを意識し、
相手に共感した相槌や姿勢で、話しやすい状態にすることも必要です。

(3)相手との距離感

人には「パーソナルスペース」というものがあります。
近すぎても遠すぎてもコミュニケーションは上手くいきません。

その相手との、今の関係性での適度な距離感を図ることが大切です。
少し遠めの距離から、様子を探りながら少しずつ距離を縮めて
「相手にも自分にも心地よい距離感」を探ってください。

コミュニケーション力というのは、先天的なものではなく、
ある程度トレーニングで身につくと言われています。
ほんの少し意識するだけで、コミュニケーション力を向上できるかもしれません。

患者が薬局を選べる今の時代、
『心地よいコミュニケーションが取れる薬剤師がいる薬局』ならば、
処方箋が無くても立ち寄りたいと思われるかもしれませんね。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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