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キャリアアドバイザーコラム

「〇〇の秋」~読書に寄り添ったステキなライフ~

「〇〇の秋」

皆様、どんな単語が思い浮かびましたか?
実りの秋、芸術の秋、スポーツの秋‥‥‥

様々な秋がありますが
【読書の秋】について少しお話し致します。

そもそもこの【読書の秋】なぜ秋に読書なのでしょうか?

これは秋の気候が読書に適しているからと言われております。
夏の暑い時期も一段落し夜は涼しくなり、
人が集中するのに最適とされる18℃前後となる秋頃の気候は読書にぴったりなのです。

同じく18℃前後になる春は夏にかけて梅雨が始まり湿度も高くジメジメとしているため
秋こそ集中して本が読みやすい環境が整うのです。

ちなみにこの【読書の秋】、夏目漱石から広まったと言われているんです。

彼の著した「三四郎」という小説の中で、
古代中国の文人が詠んだ、
「灯火親しむべし」
(訳:秋は過ごしやすい季節で、夜は明かりを灯して読書するのに最適だ)
という詩を取り上げ人々に浸透していったそうです。

さて、前置きが少し長くなりましたが本題です。

最近活字を読む機会、減ってきていませんか??

ギクっとした方は多いのではないでしょうか。
かく言う私も「若者の活字離れ」という言葉がグサリと刺さっております。

「語彙力が高まる」「頭の良い刺激となる」「想像力が高まる」
このように本を読むメリットはわかっているつもりでも

つい「本に手が伸びない」「文字が頭に入ってこない」「集中力が続かない」
なんて方も最近多くお見受けいたします。

私を含めたそのような方のためにも
また、普段から本を読む方のさらなる成果向上のためにも

【読書に適した時間】について紹介させていただきたいと思います。

読書の効果を最も発揮できる時間帯は、【朝】だそうです。

朝は、脳や身体を活発に活動させるときに働く「交感神経」が優先されるようです。
そのため、情報を伝えたり、記憶を定着したりする役割を持つ脳の神経細胞の働きが活発になります。
特に朝食前の空腹な状態だとより集中力を高める効果があるそうなんです。

また、朝は達成意欲や前向きな気分になりやすい時間帯ということもあり
能力や意識を向上させるための読書をするには最適のタイミングです。
学校で朝読書を導入したのもこのためだと言われています。

「でも、朝は忙しいし……」
という方もご安心ください。

実は集中力が高まる第二の時間帯が 【夜】 にもあるそうです。
夕食前にも同様に集中力が高まる時間帯があるようでこの時間の読書もおすすめです。

実はこの読書、ストレス発散にもとても有効なのです。
ある大学での実験ですと読書好きの方は読書を開始してから6分の時点で
抱えているストレスの68%を緩和したというデータもあるようです。

リラックスをした気分になる夕食後~就寝前はストレスを解消する読書に最適で、
更に就寝前は本で得た知識を脳に定着させるのに効果的な時間帯と言われています。

時間帯別に理想の読書をまとめると

【朝】
自己啓発本やビジネス書など
―ポジティブな気持ち、向上心を高める読書が効果的です。
 通勤ラッシュにストレスを感じている方は
 小説やエッセイなどの自分の好きなジャンルを読むとストレス解消に効果的です。

【夕食前】
自己啓発本やビジネス書など
―朝と同じく集中して読書がしやすい時間帯です。

【夕食後】
小説、趣味の本
―リラックス出来る娯楽向けの読書がおすすめです。

【就寝前】
資格取得など勉強関連の本
―記憶を定着させやすい時間帯です。
 翌朝、目が覚めた際に軽くおさらいするとさらに効果アップが期待されます。

簡単ではありますが、
時間帯を意識した読書でより充実したライフを送りましょう。

以上です。

その他少しでも何か気になることなどがありましたら、
ぜひお気軽にお問い合わせください。

国家資格キャリアコンサルタント
吉田 智治Tomoharu_Yoshida

異国情緒溢れる長崎県出身。大学卒業後、旅行業10年を経て、キャリアアドバイザーへ転職。「人と人との出会い、つながりを大切に」をモットーに、日々奮闘中。

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