CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

得する手当 損する手当~薬剤師編~

あったら嬉しいけどなくても良い手当。
しかし、意外と知らないと損する手当ってありますよね。
その手当も年間通して計算すると驚くほどの金額になることも・・・

個人事業主が多い調剤薬局業界では、
法人により手当の内容も支給方法も大きく異なります。

手当がそもそも『無い』もしくは『年収込み』のところも多く、
入職後に『知らなかった!!』ということがよくあるのが『手当制度』のように思います。

もし、『入職後の環境にこの手当は必要だ!』
もしくは『え?あるのが当たり前じゃないの?』とお考えの手当がありましたら、
ぜひ、一度ご確認をしてみてはいかがでしょうか?


通勤手当

通勤手当は一定基準の範囲内であれば、所得税は非課税です。

ただ、通勤手当は会社が定める任意の金額で支給することが可能なのです。
稀なケースですが、勤務場所から遠方に住んでいる方には、
高速代も込みで『年収込み』で基本的には自己負担という提示をいただくケースもありますので、
高額かつ遠方で検討されている場合は、注意が必要です。

住宅手当

月の家賃の半額が提示額になるケースが多い手当ですが、
たまに年収とは別途出るという認識をされている方もいらっしゃいます。

法人により『年収に込み・年収とは別途』という認識は異なります。
こちらの手当次第では約50万円前後も年収が変わってしまうため、入職前にしっかり確認することをおすすめします。

残業手当

残業は法人によって大きく異なる手当です。
まず、年収に込みなのか・年収とは別に出るのかを確認してください。

年収に込みの場合は『週●時間分が込み』で週●時間を超えた場合の支給について確認しておくと良いでしょう。
年収とは別にでる場合は『●分単位で支給されるのか』も弊社では確認しています。
1分・5分・15分・30分単位で支給しているところが多いです。

事前申請を行い、管理職が許可した残業でないと残業と認めないという薬局もよく見かけます。
どういった残業が許可され、許可されないのかを聞いておくと、
業務の効率性や導線が見えてきますのでオススメです。

研修認定薬剤師取得にかかる費用の補助・学会参加に伴う手当

かかりつけ薬剤師のために研修認定薬剤師を取得することを求める薬局は増えています。
そのため、eラーニングや研修の参加に法人側が費用を出してもらえることも増えましたが、
自己研鑽の一環として自己負担が当たり前とされるケースもあるため、
「法人側が出すのが当たり前」という考えは捨てた方が良いです。

薬剤師会の会費(A会員・B会員)

保険薬局の管理者であれば薬局側でA会員としての費用負担をいただくケースがほとんどですが、
B会員は法人・地域によって異なります。
薬剤師会費が高いエリアでは、法人側がB会員費を負担することを習わしとしているところもあります。
とはいえ、必ず法人側が出してもらえるということは無いため、確認が必要です。


以上のように、年収が高く見えても、
よくよく見てみると給与から実費で手出しが必要となり
『あると思っていた』手当分、年収が削られてしまうということもあります。

上記手当以外にも、法人によって取り入れている制度が異なり、
ご自身で応募したことにより『事前に確認をしていなくて損をした』という話をよく耳にします。
弊社では、そういった内容も気になる方には、
面接前・面接時に直接法人に確認を行っておりますので安心してご利用いただけます。

その他、逆にモチベーションを保つために取り入れている
年収にプラスαのインセンティブ制度なども法人によって異なります。
そちらについては『おもしろインセンティブ!!維持しろ向上心!』にて
記載しておりますので、ぜひそちらもご確認ください。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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