CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

新卒で転職支援会社を利用される方へ

先日新卒の方の卒業後の就職先をお手伝いをする機会がありました。

その新卒の方は在籍している大学のある県ではないエリアで
就職活動を行わなければならなかったことから、
学校にある求人ではなく、様々な転職支援会社の求人をご自身で調べていました。

そんな中、当社にもご連絡をいただき、
希望エリアの新卒の給与相場などについてお話をした際に、
「なぜ新卒と中途だと年収がこんなに違うのですか?」と質問をいただき、相当おどろかれていました。

新卒と中途は別の求人です

まず前提として、転職支援会社の求人は中途の即戦力である方を対象とした年収を記載しています。
そのため新卒である『未経験』の方は求人票内の年収項目下限ではなく、
また別の求人票となります。

給与が高額なのは・・・

調剤薬局の高額給与の求人に多いのが、
「管理薬剤師・一人薬剤師」や「数店舗のラウンダー」。
また「僻地」であったり、数店舗経営している企業でも「1店舗だけ離れた店舗で採用が困難なエリア」の
パターンが高額給与が出やすいように思います。

そのため、管理薬剤師の経験があり豊富な知識と患者様への対応能力があり、
一人で業務を行えて複数処方科目が捌ける事など、店舗を運営できる能力が必須となってきます。

そうなると、そもそも新卒の方では高額求人には応募が難しく、
薬剤師が複数勤務しているような、別の店舗でのご相談となります。

また複数の薬剤師が勤務する店舗で募集があったとしても
新卒の方を入職後育てていく環境があるかの確認も必要になってきます。

新卒で転職支援会社を利用するのはあり?なし?

エリアや企業の特性にもよりますが、「新卒採用にお金をかけたくない」などの理由から、
転職支援会社を使わずにご自身で就職活動を行うことを評価される薬局もあります。

一方で、転職支援会社を通して就職活動をするメリットもあります。
給与等の条件は会社規定で一律に定められているところも多いので、
中途採用のような年収交渉などはなかなか難しいものの、
求人探しや履歴書の添削や、面接対策をしてもらえますし、当社においては面接にも同行しています。

加えて、勤務条件を取りまとめた書面も作成しますので、

・面接で聞いていたものと全然違う条件だった
・面接時に緊張しすぎて聞きたかったことを聞けなかった

といったことも防ぐことができます。

また、長期キャリア形成を前提とした人材を求めている薬局では、
法人の特色や方向性などを知っている当社からの紹介であれば、
新卒であっても検討・採用しますと言ってくださるところもあります。

薬学部のない県では、
新卒の方でも転職支援会社を通しての採用を相談できることが多いですし、
Uターン・Iターンなど卒業大学の県でない県での就職活動は困難であることをご存じなので、
そのような場合は転職支援会社を通しての応募を可能としてくださる薬局が多くあります。

新卒で転職支援会社を利用する際の注意点

ご自身での活動と転職支援会社を併用される方もいらっしゃるかと思います。

1つの転職支援会社のみを利用している場合は問題ないのですが、
複数の紹介会社を利用する場合は、
それぞれの会社にしっかりと進捗状況や面接状況の共有をすることをおすすめします。

特に、エリアを絞っている場合などには、
同じ法人に自身の応募と転職支援会社からの応募が同時にされてしまい、
法人側を混乱させてしまうといったケースもあります。

また、ライフスタイルが変われば、転職せざるを得ない状況も出てくると思います。
次に転職を行うときに不利にならなないよう、
辞退をする際も法人側に悪い印象を与えないように報告をしなければなりません。

就職先が決まれば転職活動は終了というわけではありません。
ご自身で活動され相談していた場合でも
未来の自分自身のためにも、丁寧な辞退の連絡をされることをおすすめします。
もちろん、当社のような転職支援会社を利用すれば、辞退の連絡も対応いたします。

まとめ

最後に、新卒の就職活動は、中途の方の転職活動とはまた違った難しさもあると思います。

私自身一般企業ではありますが、就職活動の難しさも経験してきていますし、
自分自身の社会人としてのスキル形成に多大な影響を及ぼす1社目の大切さも理解しています。

将来どのような薬剤師でありたいかというビジョンが叶うため微力ながらもサポートができればと思います。

国家資格キャリアコンサルタント
H.SH_S

新卒で入社した企業でブライダルプランナーを5年間経験。当社入社後は、中国、四国、九州エリアを中心に医師・薬剤師のご転職、キャリア支援に奮闘中!

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