履歴書の上では、退職理由はすべて『一身上の都合』という記載にしておくことも可能ですが、
結局、面接時に辞められた理由の詳細についてご質問をいただくのが普通です。
そのため、書類上はしっかり整えたつもりでも、
「面接時に退職理由をどう伝えるべきか」まで面接前に準備しておくことが、
本番で焦ってしまうことを避ける秘訣です。
ただし、理由もそのまま伝えればよいものではありません。
事実と異なる説明はもってのほかですが、
お伝えする背景によって大きく印象が異なるのは事実です。
例「子供の進学を控えており、家庭の主な収入源が自分にかかっているため
将来を見据え、より頑張っただけ評価して下さる先に転職を考えました。」
上記理由では、『年収アップ』に軸は置いているものの
お子様の進学という収入が必要な理由が明確であり
入職後、「その年収分勤勉に働いて下さる方」という印象をもってもらえる可能性もあります。
また、退職理由を伺っていると、
「全く一貫性をがない退職理由だな・・・」と思うケースもあります。
例えば、ライフイベント(ご結婚・ご出産)や社内の異動ではなく、
ただ単純に転職時に地域を転々とされている方については、
履歴書上どうしても転職理由を読み解くのは難しく、
『年収を求め、転職を繰り返してきたのでは?』と不信に思われる傾向にあります。
そして、面接時に指摘をされた際に、
『キャリアアップのため』と仰られるケースがあります。
しかし、なぜ転居をしてまで『キャリアアップを求めて転職したのか』が不透明です。
・どうキャリアアップしたかったのか
・何を身に着けるための転職だったのか
・なぜその土地(法人)でなければならなかったのか 等、
上記内容を踏まえることにより、ご自身の経歴に1つの『流れ』ができます。
それは、自分自身で目標を掲げ、計画性をもって主体的に動ける方と考えられます。
どうしても、今後生き残る薬剤師としては、
自ら情報を取得しにいくような主体的な人物であるという印象付けは大変重要です。
ただ、自我や自己主張が激しすぎ、嫌煙されてしまうのも本意ではありません。
その微妙なラインを、弊社では代表が求めている人物像などと照らし合わせながら
アドバイスをさせていただきますので、ぜひご面接の準備も二人三脚で行っていきましょう。
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