薬剤師のみなさまから「パートとして転職したい」というご相談をたくさんいただきます。
診療報酬・薬価の改定の影響を受け、人件費を削減する動きが緩やかに進んでおり、
特に首都圏近郊では受け入れのご相談が難しいことが増えてきています。
数年前と比べると法人側が薬剤師を選んでいるという印象です。
タイミングや法人によって求めている勤務時間が異なるため、一概にははっきりしたことは言えませんが、
パート薬剤師には下記のような働き方をも求められることが多いです。
■夕方~夜(ラストまで)ご勤務可能な方
■土日のご勤務が可能な方
予想通りかとは思いますが、
やはりニーズが高いのは上記2つの対応が可能な方という印象です。
特に女性の場合、ご家庭の事情でお時間の調整が難しい方もいらっしゃるかと思いますが、
ほんの少し条件を緩和していただくことで、法人側の検討の土台にのせてもらえることがあります。
例えば・・・
「月1~2回だけ土曜の出勤をします」
「週1回だけラスト(業務終了まで)対応します」
「今は●時までしか働けませんが、子供が中学校に入学したタイミングで●時まで働けます」
「店舗間の掛け持ち勤務ができます」
など、「全くできない、働けない」というよりも、
「状況を見ながらできる限り対応していく」「協力する」という姿勢を見せていただくことが大切です。
現実的に難しいかもしれませんが、選択肢が広がるだけでなく時給UPに繋がる可能性もあるため、
もしこれからパートとして転職をお考えの方がいらっしゃいましたら、
ぜひご自身のライフスタイルと照らし合わせながら、
上記のような対応ができないか一度検討してみてはいかがでしょうか。
山口県出身。大学卒業後、理学療法士として一般病院で5年間勤務。主に回復期の脳血管疾患、整形外科疾患の患者さまを担当。その後、キャリアアドバイザーへ転身。