CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

早期退職した調剤未経験者が調剤薬局に転職する際に気を付けること【後編】

調剤未経験、早期退職者の離職率が高いのは・・・?

30年以上一つの一般企業にて経験を積まれている方の中には、
長年ご活躍されていた分ご年収も高く、
必然的になるべく高額給与の求人を求める方も多いです。

早期退職をしたとは言っても、お子さまの学費や家のローン等、
まだまだお金が必要となる方もたくさんいらっしゃることでしょう。

しかし、40代~50代の企業を早期退職された調剤未経験の方が
高額給与で調剤薬局に転職をされた際、
すぐに離職してしまうケースも多いと言われています。

ーそれはなぜか。

もちろん業界や働き方がまったく異なるということもあります。

一方で、『0から学ぶ』ことが大変であるのはどの職場に就職しても変わらないことですが、
現在の年収の維持するため高年収を出される薬局に入職した場合、
高い年収の分期待も高く、それに応えることが難しいというケースも多いのです。

また、高年収を提示する背景に
「そうでもしないと薬剤師が採用できない」という理由を持つ薬局があるのも事実ですし、
そういったところでは、教育や経験を積むことができないというケースも散見されます。

加えて、未経験の方の採用経験の少ない職場であれば
行き当たりばったりの教育になるところもありますので、
今後、『しっかりと薬剤師としてのキャリアを積んでいきたい』と考えた際には、
あまり年収ばかりに固執して転職先を決めることは
個人的にはお勧めできないというのが率直な意見です。

年収を確保しなければならないご事情とご自身の将来のキャリア、
どちらをどの程度優先すべきか、ご一考いただきたいと思います。

また、「中長期の目線で見た時に、『求められる薬剤師』として生き残れるかどうか」
この視点だけは常にお持ちいただき、
自己研鑽に励んでいただくと良いと思います。

当社では、【現在のご状況】と【将来のキャリア】について
現時点で一番良いと思われる選択肢を一緒に考え、
求人のご提案をしております。

もし、ご自身だけでは解決できないご状況でございましたら
お手伝いできることがあるかもしれませんので
一度当社までご相談ください。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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