CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

その転職本当に必要?

先日、ある薬局から求人をお預かりした時のお話です。
応募資格や求める人物像をお伺いするなかで、
「最低でも、ひとつの職場で3年以上勤めた経験のある方」
という条件がでました。

要は、1~2年で職場が変わっている方はご応募をお断りしているとのこと。

もちろん、子育てのことや配偶者の転勤などで仕方がなく転職することはありますが、
「3年以上の勤務」がその会社の求める基準・人物像でした。

私自身、キャリアアドバイザーとして長年勤務していますが、
2~3年前までは考えられなかったことです。
でも、実は最近このような選考基準を設けている会社が増えてきています。

私たちキャリアアドバイザーは
ほぼ毎日のように様々なエリアで求人を探しています。

そのなかで今ひしひしと感じていることは、
「求人数が減っていること」と「年々、選考基準が高くなっていること」です。

「年収600万円以上」や「土日祝休み」といった、
魅力的な求人も確実に減少している時代に入ったと感じています。

昔のように「転職すれば今より良い条件で働ける!」という環境ではなくなったため、
キャリアアドバイザーとして常に「本当に転職する必要があるか?」
という考えを持っておく必要があると感じています。

もちろん、皆さん何らかの理由があって、
転職活動をされるのだと思いますし、
だからこそ「なぜ転職をしようと思ったか」を詳しくお伺いしています。

そしてその理由によっては、
転職を必要としない選択肢をご提案できる可能性もあるのです。

転職を重ねることで得られる気づきやスキルもありますが、
勤務歴が短いことによるリスクも必ず発生します。

私たちCBキャリアの想いは、
「あなた以上に、あなたのキャリアを考える」です。
そのため、転職に伴うリスクも一緒に考えたいと思っています。

今後、より一層厳しさを増す薬剤師の転職市場において、
未来のチャンスを無駄にしていただきたくないのです。
転職を考えられた際には、ぜひあなたのお考えを私たちに詳しく聞かせてください。

国家資格キャリアコンサルタント
非公開: M.TM_T

関西出身。大学では中国語を専攻。中国への留学経験あり。そのほか、ボランティア活動なども行う。入社後は、関西地域を中心に、幅広いエリアを担当。

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