CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

先入観が選択肢を狭める?

実際に知ってみると、それほど気にならないことや、違うイメージを持つことは良くあることです。
ところが転職先を探す時に、イメージを固めすぎてしまい
選択肢の幅を狭めてしまう方がおられます。

例えば、
「〇〇沿線でないと・・・」とか、
「通勤30分以内でないと・・・」といったように、
エリアで限定されるケースは少なくありません。

もちろん、ご希望の通勤時間を倍以上に延長するほどの
エリア拡大は必要ないと思いますが、「10分~15分程度」ではいかがでしょうか?

通勤は毎日のことですので大事なファクターではあります。
しかしながら、そこで省いてしまった候補先の中に、
求める環境の転職先があるかもしれません。

また、実際に行ってみるとそれほど遠くない、
不便ではないと感じることも多々あります。

また、
「良い噂を聞かないから・・・」とか、
「知り合いが勤めていたことがあり良くないと聞いたから・・・」というご辞退理由もよく聞きます。

噂や、勤めていた方からの情報も“有効”だとは思いますが、
人によって感じ方が違う、求めるものも違うというのも現実です。

Aさんにとっての「良い会社」が、必ずしもBさんにとっても「良い会社」だとは限らないのです。
気が進まなかったけれど、
職場見学と面接に行ってみたら、思っていたよりも良いイメージを持った
ということもよくあるお話です。

在職中に転職活動をされる方が多い中、
無駄な時間を使わず、効率よく転職活動をしたいと思われるのは当然だと思います。

とは言え、絞り込みすぎて少なくなりすぎた選択肢から
妥協して転職先を決めるというのは本末転倒になってしまいます。

少ない選択肢でも、「どれかを選ばないと・・・」「もうないかもしれない・・・」と
追い込まれた気持ちになってしまうことも、
転職活動では陥りやすい落とし穴です。

それであれば思い切って、あれこれと悩んでいる時間を、
「行って確かめること」に使ってみてはいかがでしょうか?
自分で確かめてみないと分からないというお気持ちを持ってみてはいかがでしょうか?
貴重な転職活動時間だからこそ、有意義に使っていただきたいと思うのです。

今回お伝えしたいのは、
「ご転職先を探す時に、少しでも興味を持てる候補先なのであれば、
 多少、ご自身の希望条件と違っていても、職場見学・ご面接に出向かれて、
 ご自身の目で見て、直接お話を聞いて判断していただきたい」ということです。

そして、職場見学・ご面接後に『辞退』することは、決して『NG』ではない
ということもしっかりと踏まえておいていただきたいと思います。

無駄にご転職回数を重ねないためにも、
選択肢を狭めることなく後悔しない転職活動にしていただきたいと思います。
そして、私たちはその転職活動を全力で支援させていただきます。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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