定年後に転職先を探さなければいけないことも・・
前回のコラムにて、薬剤師は何歳まで働けるのか?と書かせていただき、
長いスパンでキャリアを考えるのであれば、
50代のうちのご転職をおすすめしました。
それがかなわないようでしたら、
現職職で再雇用制度を使って長く働くことがベストかと思いますが、
そうはいっても、「定年を過ぎてからどうしても転職をしなければいけない」
といったケースもあるかと思います。
そんな方に向けて、職場選びのポイントをまとめてみました。
(1) 自分の市場価値を理解する
60歳定年後の収入は、定年前の金額の半分になるといわれています。
今までのキャリアを考えれば現役時代と同じ収入がほしいと思う気持ちは
理解できますが、高望みせずに職場探しをすることが大切です。
(2) キャリアの棚卸しをして自分の強みを活かす
・自分ができることとこれから挑戦したいことは何か
・それを実現するための職場はどういうところなのか
・マーケットや社会流れ、会社が求めるニーズとは何か
これらを考慮して、自分の強みを活かせる職場を見つけましょう。
(実際にこれを行って定年後に成功した方、いらっしゃいます!)
(3) 無理せず働く
体力面も含め、自分の時間が確保できるのか、
ご家族や職場のスタッフなど他の方に迷惑をかけずに働けるのか、
といった点も考慮したほうがよさそうです。
もし、「定年後は自分の自由な時間を持ちながらゆったり働きたい」といった希望や、
体力的に不安があるようでしたら、
自宅の近くでパートや派遣といった働き方を変えて再就職先を絞り込むと良いと思います。
薬剤師は、普通のサラリーマンよりも長く働くことのできる職業だと思いますし、
定年60歳、再雇用65歳を超えても働こうと思えば働けます。
ただ、「定年後に転職をして仕事を一から探す」ことは
簡単なこととは言えません。
上記3つを参考にしていただき、定年後も働ける環境を探すことをおすすめします。
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