先日、見学で伺った在宅専門の薬局は、
ほぼ機械化・自動化されおり、
調剤はもちろん、監査業務も機械がおこなっていました。
対応をいただいた薬局の担当の方も、
「業界の中でもこれだけ導入されているのはけっこう進んでいると思うし、
珍しいと思うよ」とおっしゃっていました。
一方、その薬局へお連れした薬剤師の方は、
20年以上前の在宅が始まったころを経験されていた方。
機械化されていることに大変驚きと戸惑いを感じていらっしゃいました。
果たしてこんな機械化された中で、
我々薬剤師にはどのような価値と役割があるのだろうか・・・と。
機械化すれば仕事の効率化ができ、加算もとることが可能です。
でも、監査すら機械がする流れが進んだ結果、
私たち薬剤師の仕事ってなんだろう?とその方は思ってしまったそうです。
今回の薬局の場合、
大まかにいうと、会社が薬剤師の方に期待する業務は、
機械がした監査の「さらに」監査と、薬のお届け・服薬指導が主になります。
今、AIの導入が様々なところでされています。
薬剤師も決して例外ではなく、
AIに取って代わられる日が来るのかもしれないということ、
また、そうならないために薬剤師の方お一人お一人が危機感を持って、
取って代われない存在にならなければならない、という気付きを、
コンサルタントしても伝えていかなければと
改めて感じる訪問となりました。
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