CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

転職回数の多さを武器にする方法!?

本当に転職回数が多いと採用や待遇面で不利になりやすいのか。
当たり前の話ですが、転職をする際、
面接で必ず履歴書の提出を求められます。

採用する医療機関としては、その方の職歴を知ることでスキルや経験を把握をし、
また退職理由などからその方の性格を読み解き、
最終的には「実際に自社で働いた場合に長く続くのかどうか」の、
判断材料にされる社長も多いです。

そして、一般的に「転職回数が多いと採用に不利となる」と言われています。

転職のお手伝いをする薬剤師の方からも、
「それは本当なのか?」と質問をいただくことも多いのですが、
基本的には「それは薬剤師の方にも当てはまります。」

採用する側としては、
在職期間が短かったり、転職回数が多かったりすると、
「またすぐに転職をするのでは・・・」と不安を感じるからです。

採用活動には時間と費用がかかります。
もし採用した方が短い期間で転職することになってしまうと、
採用活動をやり直さなければならず、
そのため、医療機関側としてもできる限り長く続きそうな方を
採用したいと思っているからです。

■転職回数の多さを武器にするポイント

ポイント1:退職理由は正当な理由だと思ってもらえるポジティブな理由を!
転職回数は、もちろん年齢にもよりますが一般の企業は3社くらい、
薬局内という限られた環境で働く薬剤師の方は、
4~5社くらいから注意深く経歴書を見られると言われています。

しかしながら、
「忙しくて休みが取れず体を壊してしまった」や
「薬局が閉局してしまった」など、やむをえず転職を行うこともあるはずです。

そこで、転職回数が多いときには退職理由を空欄や一身上の都合などで済まさず、
正当だと思ってもらえるポジティブな理由をきちんと伝えることがポイントです。

転職回数が多い場合でも、転職しなければならない理由をしっかりと説明できるのであれば、
マイナスイメージを与えることは少なくなりますので、
転職回数が多い人は担当者が納得できるような転職理由を用意しておくことをおすすめします。

~退職理由の例~
・(家族の転勤や親の介護、結婚などに伴う)転居のため
・スキルアップを目指して
・薬局の閉局のため
・ライフイベント(親の介護・出産)による変化のため
・結婚や出産を機に収入UPを目指したため

ポイント2:ネガティブな退職理由にご注意!
・給与や労働時間など、待遇に不満があった
 ⇒「何か不満が出てきたら辞めてしまいそうだ」という印象を与えてしまう可能性があります
・人間関係の不和
 ⇒「トラブルの原因になりかねない」と思われてしまいます
・精神疾患を伴う体調不良
 ⇒病気療養により仕事に就くことが難しい状態だった場合は、
  完治していることを証明された方が良いケースが多いです

履歴書は面接後にも形に残る、大切な評価材料ですし、
転職理由の表現一つで採用する側の面接での評価も変わってきます。

私たちは履歴書の作成もお手伝いします。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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