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キャリアアドバイザーコラム

薬局がM&Aされる!?『0402通知』によって加速するM&A

業界編成が進む調剤薬局業界。
いつ自分の薬局の経営者が代わっても不思議ではない状況です。

一方で、経営者も売却を考えてたとしても、
直ぐに買い手がつくケースも徐々に少なくなってきました。
なぜなら、M&Aの買い手側も『採算の取れる店舗』でなければ検討が難しくなっているから・・・

法人で黒字にならないのであれば、個人に売ることも検討しなければなりません。

そうすると、買い手が出てきたタイミングで話がとんとん拍子に進むこともあり、
経営者側にとっても転機はいつ訪れるか分からない・・・という状況です。
それを一従業員の方々が察知するのはさらに難しいことです。

0402通知で加速するM&A

そんな中、0402通知によって薬剤師以外の者が
軟膏剤、水剤、散剤等の医薬品を直接計量、混合する行為以外には携われるようになりました。

これは法人にとっては、人件費削減に繋がるのみでなく、
店舗を広げるチャンスにも繋がっています。

全く店舗のないエリアにおいては、法人側も大きく利益が出ない店舗であってもを買うケースがあります。
それは、その近辺の売り案件の話を現地に店舗を置くことで、
より効率的に仕入れができるようにするためです。

そういった際には、薬剤師1名+事務1~2名の少人数体制の店舗を買収し、
必要最低限の人員体制で運営するケースもあるため、
M&Aのタイミングで既存のメンバーには給与の減額や最悪のケースとして解雇という話が出たケースも耳にします。

生き残りを掛けた薬剤師の業界編成が加速しています。
選ばれる薬剤師となるために、皆さんはどういった自分自身の市場価値を伸ばすのか、
もう一度考える機会にしていただければと思います。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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