CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

薬局の承継開業に必要な資金は?

開業するには、いったいいくら必要なの?
開業にあたっての心配ごととして、「資金」がよく挙げられます。

・承継開業をするには、総投資額でどの程度必要なのか?
・そのうち自己資金の割合は?
・借入をする場合は、いくらまでなら融資がおりる?
・そもそも何に対してお金がかかるの?

初めて開業をお考えになられる方には、
イメージがつきづらい部分だと思います。

承継開業にあたって必要な資金は案件によりまちまちですが、
これまで個人承継のお手伝いをさせていただいた実績を振り返ると、
2,000~4,000万円の間で開業された方が多かったように思います。
(あくまで一例です。)

大きな金額の内訳としては、以下の通りです。
・営業権(のれん代)
・固定資産
・薬品在庫
・建物や土地の賃貸借契約にあたっての保証金
・仲介会社への手数料
・運転資金
※営業権や固定資産等、ほとんどの項目には別途消費税がかかります。

なお、上記以外にも、以下のような細々とした費用がかかってきます。
・保健所の開設許可申請、厚生局の保険薬局登録の必要費用
・法人設立のための費用(法人設立は必須ではありません)
・税理士や社労士に依頼する場合の顧問料
・看板等を変更する場合は、看板代
・機材や設備を新しくする場合はその費用

また、インターネット上などでは、金融機関から融資を受ける際、
「自己資金の○割までしか借入ができない」という記述を目にしますが、
これまで開業された方の実績をみると、あくまで「ケースバイケース」です。

私は、仕事柄、各金融機関の方とお話をする機会も多いのですが、
ある金融機関の担当者の方は、
「自己資金の割合よりも、事業計画書の内容の方がよほど大事」
とおっしゃっていました。

資金面のご質問にも、
これまで開業された方の事例も踏まえ、親身に回答をさせていただきます。
ご質問があればお気兼ねなくお寄せください。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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