CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

最大の敵で最大の味方!?人間関係について考える

周りとの人間関係は良好ですか?

「もちろん!」という方もいれば、少し考えてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

職場ではもちろん、結婚、友人、少し話す程度の隣人など、
生きていく中で多くの人間関係を構築されてきたのではないかと思います。

人生の多くの場面で救われ、あなたを幸せにする人間関係もあったでしょうし、
反対にあなたを悩ませ、不幸にされた人間関係も少なからずあったのかもしれません。

今回は人生に良くも悪くも大きな影響を及ぼす『人間関係』について考えてみたいと思います。

1.素晴らしき『人間関係計画』

人間関係について、少し考えてみましょう。

「人間関係が良好ではない人」のことを考えてみてください。
会社でも、学生時代のあの人でも良いので頭に浮かべてみてください。
その理由について考えてみるとどのようなものが出てきますか?

「趣味が合わない」「考え方が違う」「感覚が合わない」・・・などなど、
根底には相手とあなたの間にある「合わない、違う」ところが理由で、
人間関係が良くない方向になることが多いのではないでしょうか?

次に、「人間関係が良好な人」のことを考えてみてください。
先程と同じようにその理由について考えてみるといかがでしょうか?

「趣味が合う。」「考えていることが同じ。」「なんとなく気が合う。」・・・などなど、
今度は相手とあなたの間にある「合う、同じ」ところが理由で、
人間関係が良い方向になることが多いのではないでしょうか?

ここで次の質問。
先程いろんなところが「合う、同じ」であった人間関係が良好な人の中で、
「合わない、違う」ところを考えてみてください。

当たり前ですが、生まれた環境、育った環境、家庭環境が異なるため、
その中で出来た習性や価値観、話し方など、
全ての方に多少なりとも「合わない、違う」ところというのは存在するのです。

皆さまはきっと、「いやいや、そんなのは当たり前だろ。クローンじゃないんだから。」
と思われているでしょう。まさに私自身もそれを感じます。

では、そんな両方の方々と今までどのようにして人間関係を築いてきましたか?

いかがでしょうか。
様々なイベントやきっかけによって仲良くなった、悪くなった人もいれば、
特段何も無くなんとなく今のような関係になった人もいるのではないでしょうか。

もしかして、すべて成り行きに任せて構築していませんか?

多くの習性、価値観、文化を持つ方々と人間関係を築く中で、
良好な人とそうではない人どちらにも多くの「合わない、違う」があり、
成り行き任せの運任せな人間関係の構築では上手くいかなくても、
またたとえ今は上手くいっていたとしても問題が生じてきます。

成り行きだけに任せしまう人間関係構築では、
悪化させた際にその方との激しい衝突へと発展させてしまうことが多くあります。

また、今まで成り行きだけで良い人間関係しか築いてこられなかった方は、
相手の不快な思いに気付くことができず、関係が酷く悪化した後にようやく気付くことなどもあるようです。

今までなかなか良好な関係も築けずに悩んでいる方も、
反対に良好な関係をなんとなく築けていた方も、
ぜひ一度、新しく人間関係を築き始める際に「人間関係計画」を立ててみることをおすすめいたします。

2.人間関係計画とは?

その名が示す通り人間関係について計画し、それに伴って行動していくことです。
「人と人との付き合いに計画、計算なんて・・・」と少し冷たいイメージを持たれてしまうかも知れませんが、
そんな冷酷なものではなく、自身の中で他者と仲良くなる段階について考え、
相手の感覚を見ながら行動する計画を立てていく・・・ただそれだけのことです。

誰でも無意識にやっているような当たり前のことだとは思いますが、
無意識に立てた計画だと自身の習性、価値観が色濃く反映されてしまい、
ズレが生じそのズレこそが「合わない、違う」に繋がるケースが多くあります。

職場の中での人間関係計画として、
私自身が考える計画のステップなのですが、相手から見た私への認識として、

Cランク:職場が同じ人
Bランク:どんな感じかはわかる人
Aランク:仕事の話しが出来る人
Sランク:プライベートについても知っている人
SSランク:他人に紹介出来るくらい知っている人

このように順にランクを上げる計画を立てています。
もちろん、全ての方に対してSSランクまで上げることは至難の業ですが、
相手の習性、価値観を知りそれにあったランク昇格を計画し行動を行います。

相手に合わせCランクから始めるか、それともいきなりAランクを目指すのか、
反対にこの人にはSランクまで目指すときっと嫌われてしまうのではないだろうかなど、
根底には常にこのランクこそが自身の価値観の塊であることを理解し行動するように心がけています。

あくまでも一つの考え方ですので、皆さまも一度自身の仲良くなる過程について考え、
自身の価値観と行動について理解してみることも人間関係を良好にする道なのかも知れません。

3.構築の基礎の基礎

ここでは全てに通じる人間関係構築の基礎についてお伝えします。
当たり前のことも多いですが、一緒に再確認してみましょう。

【笑顔で挨拶、礼儀よく】
笑顔は基本中の基本。
フレンドリーな姿を見て嫌がる方はいないのではないでしょうか。

ただ、フレンドリーと馴れ馴れしいという評価は紙一重です。
相手が求めるフレンドリーさと礼儀は常に意識しておくのが良いかも知れません。

【謙虚な姿勢、尊敬する姿勢】
相手に対して尊敬する気持ちを持って接する事は非常に良いことです。
きっと相手にもその姿勢は伝わり自然と会話も生まれます。

【好きか嫌いかの判断をいちいちしない】
意外と多いのが相手の一挙一動を好き嫌いと判断してしまうケース。
一度嫌いと判断すると自然と表情に出てくるのもで相手にも伝わってしまいます。
そこからなんとなく人間関係がうまくいかなくなるといったこともあるのです。

【相手を否定しない】
相手への尊敬の気持ちと近いものはありますが、
自分との価値観の違いは少なからずあるため、そこを認める必要があります。
相手には相手の価値観と考えがあると理解してお付き合いして行くことも良いと思います。

【孤独を恐れない】
人間関係について色々お話させていただきましたが、
もし本当に「合わない」「改善できない」という方と出会った際は、
自身の価値観を押し殺してまでお付き合いをことは無いのかもしれません。

高い目標へ向い努力していればきっと同じ志を持つ方とまた出会います。
孤独になることを恐れ、周りに合わせすぎて自分を失ってしまうようなことだけは
避けたほうが良いのではと思います。

4.まとめ

生きる上で人間関係から完全に離れることは難しく、
どのような場所でも一定以上の人間関係の構築は求められます。

特に転職する際は人間関係はゼロからのスタートとなり、苦労される方も多いのではないかと思います。

ここでお話した内容以外にもさまざまな正解がきっとあるはずです。
あなたにぴったりの正解を探すお手伝いが出来る日を心よりお待ちしております。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

人気記事
関連記事