CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

面接で履歴書を武器にする方法 ~退職理由編~

面接は少なからず緊張するもの。

そんな緊張の中、履歴書の中に書いてある内容は、
話のきっかけや補足としてうまく使うことができるというのをご存知でしょうか?

退職理由をきちんと書こう
退職理由の伝え方や内容は、面接官への印象を大きく左右します。

それなのに、緊張しているからこそなかなか言葉が出ず、
やっと出た言葉が何となくネガティブな=悪口になってしまい、
悪印象をもたれてしまった・・・なんて経験はございませんか?

よくある履歴書の職歴の記載内容は、
入職期間・勤務先・職務内容といったところかと思います。

ここで一つご提案なのですが、
職歴欄に「株式会社〇〇  退職(退職理由:〇〇のため)」と記載してみてください。
「退職理由」が履歴書に記載をされていれば、
面接官の方も把握した上で話をすすめてくださいますので、
補足の説明程度で済むかもしれません。

また、退職理由はポジティブな理由だけではないことが多い中、
一から十まで説明をしているうちについネガティブな言葉を言ってしまう・・・
そんなリスクを回避することができるかもしれません。

ネガティブ表現はNG!
ネガティブな発言を回避するための退職理由の記載が
そもそもネガティブな記載になってしまっては意味がありません。

次も同じ理由で退職をしないためにはウソを記載する必要は全くありませんが、
『言い回しや表現の変換』などの工夫をすることは大切です。

例えば、ストレートに「不満」で表現するのではなく、
その不満の元である「やりたいことができない」という点に焦点を当て、
「○○がしたいため」というようにやりたいことへの変換をすることも有効です。
ただし、当然ですがそのやりたいことが応募先で叶うかどうかが
重要になってきますのでご注意ください。

【注目】退職理由が『人間関係がうまくいかなかったため』のケースはどうする?
特に調剤薬局は狭い空間。
逃げ場もないため一度壊れてしまった人間関係を修復することが難しいケースも多いです。
ただ、それをそのまま退職理由として記載すると、
「人間関係がうまく築けない人」だと思われそうで、
どうしたらよいのかとご相談を受けることも多いです。

確かに、人間関係を理由とした退職が続くようだと、
「本人にもトラブルの原因があったのでは」と思われる可能性は十分あります。

ここでのポイントは、
「面接時に知りたいことは何なのか」
「転職先を決めるための判断材料は何なのか」ということです。

例えば、今回の転職ではもう人間関係を理由に退職することは嫌だから、
面接の段階で薬局内の人間関係や雰囲気などをしっかり聞いた上で安心して入職したい
と思われるのであれば、
個人的には退職理由に『人間関係がうまくいかなかったため』と記載してもよいかと思っています。

面接時には面接官から高い確率でその退職理由の背景を聞かれることになると思いますので、
背景までしっかり説明ができ、問題ないと判断されれば、
その退職理由を元に「不採用」ということにはならないかと思います。
また、その会社の人間関係や雰囲気などを詳しく聞けるきっかけになります。

履歴書作成のアドバイスが受けられるのも当社を利用されるメリットの一つです。
履歴書の記載で悩まれたら、どうぞお気軽にご相談ください。

国家資格キャリアコンサルタント
H.SH_S

新卒で入社した企業でブライダルプランナーを5年間経験。当社入社後は、中国、四国、九州エリアを中心に医師・薬剤師のご転職、キャリア支援に奮闘中!

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