CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

変化する薬剤師転職市場

「売り手市場」「買い手市場」
皆さんも、よく耳にする言葉かもしれません。

ちょうど私が社会人になる当時は、
リーマンショックの影響もあり就職氷河期と呼ばれていた時代で、
20社、30社、なかには100社応募したという強者までいました。

私の話はさておき、薬剤師の就職市場はどうでしょうか?
近年だと薬学部の4年制から6年制への移行というのが大きいトピックスかと思いますが、
総じて「売り手市場」と呼ばれていた薬剤師業界も、
徐々に「買い手市場」へと変化していると感じます。

要因としては、

1、薬剤師免許保有者の増加(一昨年の第101回試験では過去最多の11,000名が合格)

2、女性活躍推進法の制定(産休、育休、時短制度などの推進で女性の再就職増加)

3、年金受給開始年齢の引き上げ(定年の引き上げや、再雇用制度の推進で現役期間の延長)

4、オートメーション化(最新機材の導入)

5、調剤報酬改定

ざっとあげただけでも、このような事が考えられます。

さて、このような市場で、「あなたの価値」は何でしょうか?
これは、実際の薬局の面接で聞かれた質問でもあります。

先日、ある薬剤師さんにお会いした時に
「やっとお願いしていた、全自動分包機がはいったんです!!」
と、うれしそうにおっしゃっていました。
確かに、とても便利な機材ではありますが、
それは同時にその分の「人手がいらなくなる」ことを意味します。

このような例を待つまでもなく、今までは調剤がメインだった薬剤師の役割も
変わってきているのだと感じています。
もちろん、それは経営者(採用担当者)が採用で求める事でもあります。
そのような変化に気づき、対応をすることができる薬剤師が
今後必要とされてくるのではないでしょうか?

今後転職を考えている、また現在転職活動中の薬剤師の皆さま、
今一度、ご自身の「出来ること」と「今後求められる事」を
考える時間を設けてみてはいかがでしょうか?

もし、ご自身のキャリアプランに不安や迷いを感じられましたら、
我々、キャリアアドバイザーにぜひご相談ください。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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