CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

経験科目は重要なキャリアです

先日ご転職のお手伝いをさせて頂いた薬剤師さんは、
10年以上、眼科単科の調剤薬局でご経験を積まれた方でした。

当然のことながら、ご本人のご希望は、経験してきたような眼科門前の薬局でしたが、
今後のキャリア形成のことも考えて、他の科目を経験されることをおすすめしました。

ご転職先をお探しする中で、
複数の科目を経験している方のほうが転職先を探す幅は広くなると言えます。

専門性を磨くこともスキルアップとしては重要なことですが、
場所や勤務時間、年収条件など様々な条件と掛け合わせていくと、
ご転職先はかなり絞られてしまいます。

主要な応需科目について、以下のようなことをよくお聞きします。

・内科は早めに経験しておいた方が良い
・整形外科、眼科は比較的習得しやすく、未経験者でも対応しやすい
・皮膚科は混合指示のある処方もあり、知識も技術も必要
・小児科は年齢や体重で処方が変わるので、手間がかかり神経も使う
・耳鼻科は内科経験者であれば対応は難しくない

では、単科のご経験の長い方が経験科目を増やすためには、
どのような点に注意して転職先を探すと良いのでしょうか?

POINT1 未経験者を受け入れられる体制
まず第一には、科目の未経験者を受け入れられる体制になっていることです。
求人によっては、急な欠員で即戦力となる方を求められるケースもあります。
人員的に少しゆとりがあり、丁寧に教えて頂ける環境がある、
増員のポジションなどを探すと安心です。

POINT2 ゆとりを持って学べる環境
次に、未経験で教えてもらえる環境があると言っても、
ハードルが高すぎないところを選ぶのも大切なポイントです。

特定の時間帯に患者様が集中し、
重たい処方が多い総合病院の第一門前などは少しハードルが高いと言えます。

それよりは、2~3科の外来処方と、在宅で内科を受けているような薬局で、
枚数が多すぎない店舗であれば、未経験の方でも時間的にも少しゆとりをもって、
教えてもらいながら習得していける環境だと言えます。

POINT3 転職先との共有
最後に、ご自身のご経験と未経験科目に対する不安について、
ご入社前にしっかりと転職先と共有しておくことが大切です。

ご自身が自主的に学び、知識をつけていくことはもちろんですが、
患者様にご迷惑をお掛けしないためにも、周りのサポートは必要です。

受け入れる薬局側にも未経験であることを理解していただくことで、スムーズな転職に繋がります。

これらのことを、ご転職の際にお一人で考え、
転職先をお探しになるのはとても大変だと思います。

CBキャリアは、「あなた以上に、あなたのキャリアを考える」会社です。
ぜひ、あなたのキャリアアップのお手伝いをさせてください。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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