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キャリアアドバイザーコラム

自己アピールの大切さ│薬剤師買い手市場に対応するポイント

薬剤師、売り手市場から買い手市場へ

私が勤務する福岡支社では、特に福岡県が薬剤師の買い手市場化が顕著な傾向にあります。
福岡県は人口が多く薬局数も多いため、「そもそも募集をしていない」や、
求人自体はあるものの徐々に充足傾向で、欠員募集ではないところが増えてきています。

そしてそんな薬局が採用したいのは「薬剤師」ではなく、
「自社に合う薬剤師」なのです。

一昔前の感覚の薬剤師の方はピンチ

一昔前=売り手市場においては、人数確保のための採用がメインです。
猫の手でも借りたい状態で、「薬剤師資格を持っていれば採用」という時代でした。
しかし、そんな時代は終焉を迎えつつあります。

一般社団法人薬学教育協議会によると、
「2021年には薬剤師の供給が需要を上回る」という予測が出されています。
また、2019年4月2日の厚生労働省の「調剤業務のあり方について」という通知において、
「薬剤師の目が届く場所であれば、非薬剤師によるピッキング、一包化は差し支えない」という考え方が示され、
ますます買い手市場への転換は進むものと考えられます。

買い手市場で求められる薬剤師

進む買い手市場の中でも薬局が採用したい「自社に合う人材」とはどのような方でしょうか。

スキルや条件面ももちろんですが、
今までのご経験、そして何より考え方やお人柄も重要になってくるのだと思います。

また、「良い、悪い」ではなく「合う、合わない」なので、
ただ質問に答えるだけでなく、面接の時に自己アピールをしっかりできるかどうかが第一関門となり、
当然それには準備が必要になってきます。

まずは面接を受ける会社のことを調べてみること。
そして、ホームページを見て共感した部分やマッチした部分など、
「自分と合うな」という点をご自身でも把握をしておくとよいかと思います。

人材紹介会社にもアピールできていますか?

当社へは毎月多くの薬剤師の方から、ご依頼、ご登録があります。
一方で、ご自身で登録をただいたもののコンタクトがとれないという方が一定数いらっしゃるのです。
間違えて登録をされたり、すでに転職活動を終了されているということであれば問題ないのですが、
「とりあえず求人だけ送ってくれればいい」と、コンタクトを避けているのであれば、
その時点で良い求人をつかみとるチャンスを逃してると言えるかもしれません。

当社をはじめ人材紹介会社には、
独自のルートで預かっている非公開の求人があります。

・新規店舗立ち上げの予定がある
・会社が拡大してきたので社長の右腕的ポジションの人物を求める
・店舗展開によりエリアマネージャーのポジションができる方を求める
・新卒採用を始めるため、教育係のポジションを担ってほしい

などなど。
経営にタッチする人材の求人ですので高年収のものが多いのも特徴です。
そのような求人は、多くの方にご案内するというよりは、
条件がある程度合致し、その薬局に合いそうな方にだけ求人を開示してほしいという依頼になります。

そうなってくると、簡単なご希望条件だけを言われる方やそもそもコンタクトが取れない方には、
ご案内すらできず、当然ご応募も叶いません。

希望条件だけでなく「今までのご経験・今後の展望・そしてご自身の事」などの自己アピールを、
薬局の面接時と同様に紹介会社にもしっかりとお伝えすることをお勧めします。

ご自身が希望する職場が欲している【自社に合った人材像】の情報は
私たち日本メディカルキャリアのコンサルタントは日ごろから情報をアップデートしていますので
是非ご活用ください。

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国家資格キャリアコンサルタント
H.SH_S

新卒で入社した企業でブライダルプランナーを5年間経験。当社入社後は、中国、四国、九州エリアを中心に医師・薬剤師のご転職、キャリア支援に奮闘中!

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