CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

もう一度冷静に考えて!薬剤師が早期退職を考えた際の3つのポイント

「新しい職場で勤務を始めたけれどももう辞めて他の職場に移りたい…」
「転職先は自分に合っていなかった…?」
転職された後、環境に慣れるまで、
そんな事が頭に浮かぶ方も中にはいらっしゃいますよね。
当社にもよくご相談をいただきます。

しかし、本当に『退職』という選択をしても良いのでしょうか。
今回は早期退職を検討されているみなさんに、
もう一度冷静に考えていただきたい3つのポイントをご案内いたします。

もう一度冷静に考えたい3つのポイント ―

POINT1 なじめなくて大変なのは自分だけ?

「業務は前の職場のようにうまくいかないし、スタッフにはなじめなくて辛い・・・」
そう思われている方、いらっしゃいませんか?
新しい環境で働くことは緊張しますし、
覚えることでも精一杯、本当に大変ですよね。
辛く感じるお気持ち、とてもよくわかります。

ただ、これは誰もがどこに行っても同じこと。
業務にもスタッフにも、慣れるまでは誰もが大変な思いをしながら頑張っています。

業務内容や人間関係が合わないと判断するのは、
仕事に慣れて、人間関係を冷静に判断できるようになってからでも
きっと遅くはありません。

「始めは辛かったけど、3ヶ月たってみたら
前の職場ではなかった学びがあって充実しています。」
というお声をいただくことも、沢山あります。

もう少し頑張ってみると
まったく違った印象に変わるかもしれません。

POINT2 転職の最優先事項は?

「休日を重視したら、以前より給与が下がってしまった。こんなに下がるなんて・・・」
このようなお悩みを頂戴することもあります。
こんな時、改めて考えていただきたいのは、
「今回の転職は何を優先したかったのか」ということです。

例えば、「趣味のために週休2日は絶対確保したい」と思って転職をしたのであれば、
この希望がかなっている時点で、希望通りの職場に転職できたことになります。
もう一度給与を重視して転職をした場合、
休日が充実している法人へ就職できる可能性はどれほどあるのでしょうか?

自分の希望が100%叶う求人があればそれほど嬉しいことはありませんが、
現実はそううまくはいかないもの。
だからこそ優先順位をつけて、それ以外の部分は多少目をつむることも時には必要なのです。

POINT3 誰にでも働き口はたくさんある?

「医療従事者は働き口がたくさんあるから無理してここで続けなくても大丈夫」
こういったご意見を、とても多く耳にします。みなさんご存知の通り、医療従事者の皆さまは引く手あまたです。
全国どこに行っても働き口はあります。

しかしそれは、医療従事者として相応のスキルがあると評価され、
かつ信頼できる人間だと判断された場合のみです。
もちろん、ほとんどの方がそのような方だと判断されるでしょう。

しかし一年ごとに職場を変えていては、
医療機関に「スキルが十分ではない」「忍耐力がない」という印象を与えてしまいます。

よっぽどのことがない限り、
医療機関側もそのような方を採用することに躊躇するでしょう。

また早期退職を繰り返すことで
経歴を刻むことに抵抗がなくなってしまいます。
転職は悪いことではありませんが、
数が多いと不信感を与えてしまうことがあります。

自分の価値を下げないためにも
安易に職場を変えることは避けたいものです。

いかがでしょうか?
もちろんやむを得ない事情で早期退職をしなくてはいけないこともあります。

もし、新しい職場から短期間で退職することを
悩んでいる場合は、一度日本メディカルキャリアへご相談ください。
国家資格キャリアコンサルタントがご転職をサポートさせていただきます。

国家資格コンサルタントに相談する!

もっと就職活動・転職活動について知りたい方はこちらもご覧ください↓
その問題、転職しないと解決しませんか?
その紹介会社、信じられるアドバイスをしてくれますか?
内定を勝ち取る「職務経歴書の書き方」とは?
なんて書く?面接時の印象を大きく左右する退職理由!

国家資格キャリアコンサルタント
吉田 智治Tomoharu_Yoshida

異国情緒溢れる長崎県出身。大学卒業後、旅行業10年を経て、キャリアアドバイザーへ転職。「人と人との出会い、つながりを大切に」をモットーに、日々奮闘中。

人気記事
関連記事