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キャリアアドバイザーコラム

おくすり手帳の重要性を感じた瞬間 ~義母とおくすり手帳~

義母とおくすり手帳
私事ですが先日、73歳の義母が入院をしました。

連日連夜、40度近い高熱が出たので心配になり、
救急で病院にかかり解熱剤を処方してもらって様子見となりましたが、薬を飲んでも熱は下がらず・・・
翌日、再度外来を受診し血液検査を行った結果、
数値がとても悪かったので即入院となりました。

病名は肺炎。
といってもまだ軽度のもので、もしかすると他に高熱の原因はあったのかもしれません。

義母はこれまでに大病を患っており、
乳がん・甲状腺がん・糖尿病・高血圧などから月に1回は定期的に病院を受診し、
時間指定の薬もありますが、11種類もの薬を処方してもらっています。

糖尿病も自己注射をうっているほどなのですが、
今回高熱を出したとき、水やポカリスエット以外は口にすることができませんでした。
私もいつもの薬をこの高熱の中で飲ませてよいのかわからず、
また常備している市販の解熱剤もいつもの大量の薬との相性がわからなかったので、
結果飲ませることができずに3日が過ぎてしまいました。

最終的に熱がどうしても下がらないので定期受診している病院に行き、
検査を受けて入院となりましたが、
その時にとても役に立ったのが「おくすり手帳」でした。

私はどの薬を何錠飲んでいるのか全く知らなかったので、
先生にはおくすり手帳をお渡しして、
自宅から薬を持参することもなく入院時のお薬を決めてもらいました。

徐々に回復していく中で、
薬の数が多いので減らしたいと、義母は先生や薬剤師の方に相談をしたところ、
検査の数値をみながら不要な薬の種類を減らすことを考えていただけるようになりました。

また律儀な義母は、月1回の定期受診時に、
どの薬が何錠残っているのかもメモをして薬局に行き、
薬剤師の方に残薬がどの程度あるのかもお話をしているようです。

もちろん、薬代が高いのでそれを抑えるため、というのもありますが、
残薬管理がもっと簡単にできるようになるといいなと思うと同時に、
その前に、もっと患者自身がこういうことに興味を持って
薬剤師の方や医師に相談すべきなのだろうと感じた一件でした。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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