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キャリアアドバイザーコラム

面接での「なにか質問はありますか」の正解は? ~薬剤師の面接時の質問例~

面接官から面接の最後に「なにか質問はありますか?」と聞かれます。
これに対して、「何を質問したら良いのかわからない」という、
ご相談をお受けすることが非常に多いです。

ただ、この質問も大事な選考の一部。

今回は薬剤師の面接における質問について、
例を挙げて考えてみたいと思います。

ご存知の方も多いかと思いますが、
基本的に質問内容は業務内容や会社の体制に関するものが望ましいとされています。

具体的には下記のような内容です。

◎良い質問例
「ジェネリック薬の割合はどのくらいですか?」
「在宅の取り組みについて教えてください」
「医薬品の取り扱い品目はどれぐらいですか?」
「今後の店舗の展開についてどのようにお考えですか?」
「研修会や勉強会はありますか?」

×悪い質問例
「給与は月給制ですか年俸制ですか?」
「有給休暇の消化率はどれぐらいですか?」
「残業時間は何時間程度ですか?」
「昇給はありますか?」
「M&Aをされる可能性はありますか?」

悪い質問例にあるような、
就業条件に関する質問は出来る限り面接の場では避けた方が無難です。

特にお金に関する具体的なお話は、
面接官からの質問がない限り控えたいポイント。

また、薬局業界においてはM&Aが盛んになってきており、
会社の存続に関して不安を感じられる方も多いとは思いますが、
面接官自身もわからないことやお話できないこともあり回答が難しいため、
避けたほうがよいと思います。

場合によっては、
面接官が施設見学や面接の場で会社概要や就業条件の説明があり、
質問しようと思っていたことが解決し、「何を聞こう・・・」と困ることもあると思います。

そのような時には、
「●●についてお伺いしようと思っていましたが、先ほどご説明いただいたので大丈夫です」
と正直に話していただいて問題ありません。

面接、見学は会社の情報を知る貴重な機会ですので、
ぜひ面接の前には「何を確認するか」「何を質問するか」を
整理して臨まれることをおすすめします。

国家資格キャリアコンサルタント
坂田 百華里Yukari_Sakata

山口県出身。大学卒業後、理学療法士として一般病院で5年間勤務。主に回復期の脳血管疾患、整形外科疾患の患者さまを担当。その後、キャリアアドバイザーへ転身。

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