CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

子育てしながら働くことを視野に

クリスマスのイルミネーションが輝きだすこの時期は、
育休から復職希望の薬剤師の先生方は保育園の申込の準備が、
ひと段落してきたエリアが多いのではないでしょうか。

「保育園落ちた、日本死ね」投稿は今はもう懐かしさを感じますが、
私自身、自分の子供を保育園に入れる際にこの投稿を思い出し、
保育園にどこもはいれなかったらどうしようと戦々恐々としたものです。

同じ保育園のクラスのお母さんは第5希望で家から希望の中では一番遠いものの、
「入園出来てよかった」と言われているのを聞くと、
保育園入園もまだまだ大変なんだろうと感じずにはいられません。

例えば結婚を機に、出産を機に、転勤を機にとライフイベントが発生したタイミングで
転職をお考えになられる薬剤師の先生方も多くいらっしゃいます。
私自身子供を産んでから、軽く考えていた子育てと家事に振り回されている毎日を過ごし、
好きな仕事を好きなだけしてきた独身時代では考えてもなかった儘ならないことも多くあります。

子育てする立場にならないと実感できないことも多いかと思いますが、
この度は子供を育てながら働くことを視野に入れられている薬剤師の方へ
少しでもアドバイスになればと思います。

おすすめは病院薬剤師

求人数が少ないため、タイミング次第となる病院薬剤師求人ですが、
子育てしながら働くには環境の良い病院が多いです。

・託児所や提携保育園がある病院が多い
・正社員勤務ができる
・17:00もしくは17:30まで
・産休育休実績がある

看護師さんが多い病院では、
すでに産休育休に対する実績や対応があるところが多く、制度も充実しています。

また、正社員の年収だとまだ病院<調剤薬局となってしまいますが
どうしても正社員だと18:00まで勤務かつ残業有りになってしまう調剤薬局では
パート勤務せざるを得ない決断をされ、年収が大幅に下がってしまい、
案件によっては病院・正社員の方が年収が高くなります。

転職時期

「同一事業主に引き続き1年以上雇用されている。」ことが育休取得のための条件になります。
つまり、就労期間1年未満に妊娠が発覚した場合は、育休が取得できず育児休業給付金の支給もないのです。
※雇用保険に加入している方が、育児休業をした場合に支給されるのが育児休業給付金です。

このことより、計画を立てライフイベントを見据えて転職を考える際は、
産休及び育児休業給付金を取得できる1年前までが良いということになります。

同世代の職場環境

同じ世代のお子さんがいる職場だと
お子さんのアドバイスや話をしやすいというメリットもありますが、
色々と出産や育休、正社員に戻りたいタイミング、またお子さんの行事のお休みが被ってしまい、
休みがとりにくい環境が発生してしまうというデメリットもあります。

男性でも育休取得がとれるところが少ないながらも出てきたので、
あえて女性とは記載しませんでしたが、
やはりまだまだ女性が育休や出産に伴う転職を行うことが多いと思います。

働くママ薬剤師の方!
働きながらの子育ては本当に本当に大変だと思います。
結婚のタイミングや産休中に転職を考えられた際はどうぞご相談ください。

国家資格キャリアコンサルタント
H.SH_S

新卒で入社した企業でブライダルプランナーを5年間経験。当社入社後は、中国、四国、九州エリアを中心に医師・薬剤師のご転職、キャリア支援に奮闘中!

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