CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

「共感」すること

先日、友人から、
「婚活パーティに参加してみたけど、異性とうまく話せなかった・・・」
という相談をうけました。

聞くところによると、男女10名ずつの合コン形式で、
一人あたり10分程度でお互いのプロフィールをもとに異性全員と会話をした後、
気になる異性にアプローチする、というものでした。

プロフィールには、住んでいるエリア、年齢、職業、趣味・特技などが記載されていたとのことですが、
せっかくの出会いの場でも、そのデータをもとに会話が続かなければ、
盛り上がることもなく退屈かもしれません。

友人は、「質問をしよう」と意識するあまり、
異性の表情やしぐさにも目が行き届かず会話のキャッチボールもできなかったと反省していました。

「この人と話があう」「自分のこと理解してくれようとしている 」と思ってもらえる、
そんな共感する会話ができていれば、考え方や価値観の共有となり、
距離感がぐっと縮っていたかもしれません。

相手に共感できる(=聞き上手)人は、相手が話をしていて
楽しくなるようなテンポのよい相槌でその場を盛り上げようと工夫していますし、
積極的に自ら質問し相手の話もしっかり聞くスタンスが、
「自分のことをもっと知ってほしい」「相手を知りたい」という印象を与えます。

その一方で、会話の中の相槌一つとっても「うん、うん」「はい、はい」の一本調子では
会話のリズムが生まれず、「この人と話していても退屈だな」となってしまいます。

また、相手の話に耳を傾けず目線を合わせなかったり、
自分の話(特に自慢話)ばかりしたり、話を遮って自己主張を展開する人は敬遠されてしまいます。

相手の言葉や感情に対して、自分の価値観を押し付けたり批判せず、
ありのまま受け入れることがコミュニケーションの基本姿勢です。

「人(=相手)と共感すること」が、人間関係構築の近道です。

就業先や友人との関係性作りのほか、異性との出会いにおいても
相手の立場になって共感することがよりよい関係を築くきっかけになります。

ちなみに婚活パーティは、様々な条件によるイベントがあります。
年齢別・職業別(経営者・医師など)・趣味別(ゴルフ・旅行ほか)など
タイプ別に企画があるので、コミュニケーション力を養う上で参加してみるのもよいかもしれませんね。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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