最近、新卒から1~3年以内に転職を考える薬剤師の方と
お会いする機会が多いのですが、
その際に、「今の職場がなんとなく合わない。転職しようと思います・・・」
とおっしゃる方が実に多いです。
そして、お話をよく聞いてみると、
今の職場を『学校の紹介で決めた』と言われる方が大半のように思います。
誤解のないように申し上げると、
学校は6年間大切に育ててきた皆さまの就職の支援を本当に親身にしてくれますし、
先輩方の就職実績のある安心できる企業を紹介してくれます。
とても頼りになる存在であることは言うまでもありません。
ただ、自分でしっかりとした企業研究をせず、
「学校の紹介だから」という理由”だけ”で就職先を決めてしまうと、
「あれ?こんな会社だったっけ・・・」という
入職後のギャップにつながる可能性が高くなるように思います。
結果として、1~3年以内の退職者が増えてしまうのではないでしょうか。
一方で、私自身、多くの薬剤師の方のキャリアを見てきた専門家として、
1~3年以内の転職を反対しているわけではありませんが
薬剤師の需給バランスの変化に伴い、気軽に転職できる時代は終焉を迎えたと感じます。
次の転職も残念ながら短期で辞めてしまうと
「あ、この方、仕事続かない方なのかな。」
という印象を企業側に与えてしますのでご注意ください。
次の転職は非常に困難になってしまいます。
そうならないためにも、
私たちキャリアアドバイザーは、現在だけではなく、
皆さまの未来も一緒に考え、
無駄な転職にならないようにサポートをしたいと思っているのです。
具体的には、
私はまず、1~3年以内の転職を考える方には、
『今後、薬剤師としてどうなりたいですか?』と必ず質問するようにしています。
実は、この質問って意外と難しいのです。
年、一般企業ような面接手法に切り替える企業も増えました。
まだ社会人経験が浅い方は、
「今はこれからやりたいことを探す時期」とお考えの方も多いですし、
現に自己分析が足らず、ご自身が大切にしたい軸が定まっていない方も多いです。
しかし、どんな些細なことでもいいので
ぜひ、今後叶えたいことを考えてみていただきたいと思います。
「在宅のエキスパートになりたい」とか、
「患者様とじっくり付き合える薬剤師になりたい」とか、
「社長になりたい」とか、
「雰囲気がいい薬局で働きたい」とか・・・
できれば、年収や休日以外の条件で考えてみてほしいです。
特に、奨学金返済がある方にとっては転職先の給与は大きな判断材料ですし、
プライベートを意識したい方にとっては休日数も大切です。
しかし、それも大切な条件ではありますが、
それだけではなく『薬剤師としてどうなりたいか』を添えて、
私たちキャリアアドバイザーにはお話いただきたいのです。
年収や休日といった条件だけでマッチングすることは簡単です。
しかし、私たちはそこに「あなたの想い」を加えてマッチングしたいと思っています。
そうすることで、まだ皆さま自身が感じていない
自分自身の価値を見出すことができると思っているからです。
新卒1~3年で転職をお考えの方は
ぜひ『想い』も添えてご相談ください。
お待ちしています。
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