転職を考え始めた方のご相談をお聞きしている中で、
「先に退職の意向を現職に伝えた方が良いですか?」と聞かれることがあります。
こんな時・・・
「転職先からの内定を勝ち取ってから、退職を申し出ましょう。」
今すぐに辞めなければならない事情がない限り、
基本的には在職中の状況で転職活動をすることをおすすめしています。
もちろんそれぞれにメリット・デメリットがあります。
退職後に転職活動をする場合のメリットとしては、
時間に余裕があるため、情報収集や企業研究をしっかりと時間をかけて行うことができ、
転職活動に専念することができます。
ただ一方で、薬剤師の転職市場は以前に比べると厳しくなりつつあり、
希望通りの転職先がすぐに見つかるとも限りません。
なかなか良い転職先とのご縁が出来ず、転職活動が長引いてしまうこともあります。
収入がない状態で転職活動を続けていくと、どうしても焦りがでてきてしまい、
「早く転職先を決めなければ・・・」と妥協をしてしまったり、
冷静な判断ができなくなってしまうというデメリットも考えられます。
また転職活動をして他の企業に目を向けてみたからこそ、
改めて、今の職場の良さに気付くケースもあります。
実際にこれまで数多くの薬剤師の皆さまの転職活動をサポートさせていただいた中で、
最終的に現職への残留をご決断された方も多くいらっしゃいました。
このように、正式に企業から内定をいただき、諸条件を書面で確認し納得した上で、
現職に退職を伝える方がリスクは少なくなります。
もちろんご家庭のご事情による転居や、体調面などで勤務継続が難しい場合等、
先に退職をしなければならないケースもあります。
タイミングに迷ったときは、ぜひお気軽にご相談ください。
山口県出身。山・川・海に囲まれた大自然の中で育ち、大学で関西へ。卒業後、旅行会社でハネムーンの企画・営業に従事。その後、キャリアアドバイザーへ転身。