CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

東京における薬剤師の採用活動は?

施設形態別の傾向は?
最近、東京における薬剤師の採用活動が落ち着いてきていると感じています。
少し前であれば、「大募集中!」とか「薬剤師いませんか?」という
ご連絡がとても多かったのですが
最近は、こちらから医療機関に連絡をしても
「充足」「足りている」こんな声を耳にすることが多くなりました。

そこで、薬科大学数が1番多い東京都に焦点をあてて、
私が個人的に感じる採用の傾向をお話したいと思います。

東京都内は、薬局、病院、ドラッグストアなど、どの施設形態においても、
23区内の主要駅周辺は基本的に充足している印象です。

少し前までは、23区内であっても求人されている薬局も多く、
人手不足が目立っていましたが、
少しずつ、都心により近い薬局は充足しはじめていると感じています。

もちろん、突然の退職等で一時的に募集をされるところもありますが、
一定期間が経てば充足となることがほとんどです。

とはいえ、調剤薬局の求人は病院よりも数が多いので
「就職先を選ぶ」ことが可能なケースもあります。

ただ、最近では診療報酬改定の影響もあり、
ほとんどの薬局が外来調剤だけではなく、在宅調剤も受けているので
「在宅調剤を行う」ということに抵抗感をお持ちの方だと、
選択肢は少なくなってしまうかもしれません。

在宅の経験は問わないという薬局がほとんどなので、
前向きに業務を捉えていただいたほうが、選択の幅も広がり
就職はしやすくなると言えそうです。

一方、病院の方はそもそも募集が少ない上、
大きな病院や総合病院では新卒採用が中心となるため、年度始めは求人がないことが多く、
「退職者が出たタイミングで募集が出る」ということになります。

最後に企業求人について触れておくと、
23区内でも治験業務の求人はそれなりにありますが、
倉庫管理など企業管理薬剤師は人気が高く、すぐに募集終了となります。
東京都内で企業や病院をご希望の方は、定期的に情報収集し、
募集がでたらすぐに動けるようにしておくと良いでしょう。

以上、施設形態別の傾向を簡単にまとめてみましたが、
お一人お一人の悩みやご経験によって、ご転職活動は変わります。
まずは信頼のおけるコンサルタントを味方にして
お気軽にご相談下さいね。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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