先日、訪問した薬局の社長から、こんな話を聞きました。
「うちの薬局は薬袋に写真を印刷しています」
最近取り入れられたのかと思い聞いてみると、
10年以上前に開局された当初から導入しているとのこと。
私も患者としてさまざまな薬局に行っていますが、
薬剤情報提供書(以下、薬情)は写真付きですが、
写真が印刷されている薬袋を受け取ったことは無かったので、興味が湧きました。
薬袋に記載が決められている項目は、
・患者の氏名
・用法、用量
・調剤年月日
・調剤した薬剤師の氏名
・調剤した薬局の名称及び所在地
上記になりますが、ここに写真があると確かに分かりやすいです。
社長がおっしゃるには、印刷された写真付きの薬袋をビニールの袋に薬と一緒に入れるそうで、
薬剤師としては袋に入れる時も目で見ながら確認できますし、
投薬時にも再確認ができて確実なのだそうです。
患者としても、薬情を見るのは当然なのですが、
薬袋に写真があると飲み間違い防止になるなと感じました。
導入当初は、レーザープリンタで出力するのに諸々トラブルがあったりと、
大変な面もあったそうですが、今は問題なく使っているそうです。
調剤する側、薬を受け取る側両方にメリットがあると思うと同時に、
社長が患者様と働く薬剤師双方のことを考えておられるのが伝わってくるお話でした。
最後に少し余談ですが・・・
その社長は、袋が紙ではなくビニールということもあり、
プラスチックが環境に与える影響を懸念されていて、
「また対応を考えないといけないかもな~」ともおっしゃっていました。
患者・薬剤師だけでなく、地球環境にも優しいお考えの社長でした。
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