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キャリアアドバイザーコラム

がん薬物療法認定薬剤師について

突然ですが、皆さんは日本人の死亡原因の1位は何かご存知でしょうか。
・・・そうです、「がん」です。

先日、内閣府ががんに関する世論調査の結果を発表しました。
以下に一部を抜粋します。

(1)がんに対する印象
・こわいと思わない 26.8%  ・こわいと思う   72.3%

(2)仕事と治療等の両立について
・できると思う   27.9%  ・できると思わない 64.5%

(3)5年生存率が50%を超えていると知っている割合 ⇒29.5%

以上のように、がんは日本人にとって大変身近な病気であるにも関わらず
まだまだ理解が進んでいない状況です。

また、病院を選定するポイントとして、「専門性や医療の質」が問われており
薬剤師にも専門性が求められています。

そんながん薬物療法の専門知識・技術を身に付けているのが、
『がん薬物療法認定薬剤師』資格です。

この認定制度の目的は、高度化するがん医療の進歩に伴い、
薬剤師の専門性を生かしたより良質かつ安全な医療を提供するため、
がん薬物療法等について高度な知識・技術と臨床経験を備える薬剤師を養成し、
国民の医療・健康・福祉に貢献することです。

主として病院でのがん治療において、専門性の高い医療チームに加わり、
患者様に貢献していく事が求められています。

がん薬物療法認定薬剤師の認定には、
研修、経験、症例提出など、様々な条件を満たす必要があり、
認定制度の中でも難易度の高い資格と言えます。

がん薬物療法認定薬剤師は抗がん治療に関わるなど、
専門的な医療の場で活躍をすることが可能です。そういった意味では、
高度医療を提供する医療機関や大学病院で生かすことができる資格とも言えます。

今後、医療の高度化が進む中で、ますます活躍が期待できる資格かもしれませんね。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

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