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7月有料化スタート!薬局のレジ袋は有料?無料?

プラスチックごみによる環境汚染が深刻な問題として取り上げられる中、今年7月から、レジ袋の有料化が全国一律で開始されます。それにあたって2019年12月下旬に、経済産業省は「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」というものを発表しています。

ガイドラインによると、有料化の対象になる業種は「小売業」で、対象のレジ袋は・・・
「消費者が購入した商品を持ち運ぶために用いる、持ち手のついたプラスチック製の買い物袋」
ということになっています。

ただし、「事業者からやむを得ず提供され、消費者が辞退できない袋は対象外」となっており、具体例として、薬剤師法に基づいて調剤された薬剤の被包(薬袋)も挙げらています。

現在、調剤薬局で薬を受け取る際、薬自体は薬袋に入れられていて、その薬袋をレジ袋に入れてくれるケースがほとんどだと思います。

「小売業」と言われて、真っ先に調剤薬局を思い浮かべる方はとても少ないと思うのですが、小売業にカテゴライズされています。そのため、7月以降は薬は薬袋には入れられますが、それをレジ袋に入れることを希望する場合は有料となります。

1種類の薬であれば特段問題ないと思いますが、複数の種類を処方される場合は、レジ袋が無いと多少不便を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

調剤薬局の中には早々にレジ袋削減の取り組みとしてエコバック持参を呼び掛けたり、薬用のエコバックを貸し出しているという事例などもあるようです。

今やコンビニの数を超えたと言われる調剤薬局。環境への取組みに大きく貢献する立場となるのかもしれませんね。


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編集部Nihon Medical Career

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