CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

広がれ!命をつなぐ骨髄バンク

ドナー休暇制度とは?

先日、競泳の池江璃花子選手が白血病であることを公表しました。
このニュースにはきっと、日本中のみなさんが驚いたのではないかと思います。
私ももちろんその一人です。

昔はテレビドラマの影響もあってか、
白血病=不治の病という印象が強く、治らない病気と捉えられていましたが、
今では白血病は治る病気に変わりました。

また、今回の池江選手の発表を受けて、
骨髄バンクに登録される方が増えたそうです。

私も骨髄バンクのことを調べる中で、
「ドナー休暇」という休暇制度があることを初めて知りました。
今回はそのドナー休暇制度についてご説明いたします。

ドナー休暇制度とは・・・

「骨髄バンクを介して骨髄・末梢血幹細胞提供をする場合、
患者さんと適合してから採取後の健康診断に至るまでに、
8回前後、平日の日中に医療機関へ出向く必要があります。

その日数を、ドナー自身の有給休暇を使うのではなく、
勤務先がその休日を特別休暇として認めるのが「ドナー休暇制度」です。
勤務先に「ドナー休暇制度」があることは、ドナーの心理的・肉体的な負担の軽減になります。
(引用: 日本骨髄バンクホームページ)

不勉強でお恥ずかしいのですが、
そもそも、私は骨髄バンクのドナーとして適合した際に、
約8回も医療機関に出向く必要があることも知りませんでした。
1~2回程度で済むのかな?と思っていたので、
ドナー休暇制度なるものがあることも今回初めて知りました。

現状、ドナー休暇制度を設けている企業は、全国で約350社。
医療業界では、製薬会社が制度を設けていますが、病院や調剤薬局はほとんどないようです。
安倍総理大臣も予算委員会の中で、
「ドナー休暇制度」の普及啓発活動を支援する考えを示したとニュースになっていました。

今後、働き方改革の一貫で、
この休暇がもっと多くの企業で制度化されることを願っています。

編集部Nihon Medical Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

人気記事
関連記事