CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

薬剤師の転職市場の変化 ~ 関東 vs 九州 ~

関東と九州では、こんなにも求人が違う!
私ごとで恐縮ですが、今年の秋に約3年半勤務した福岡を離れ
東京で勤務をしております。

私は薬剤師の方の転職支援を担当させていただいていますが、
福岡(九州)と東京(関東)の転職市場の違いに驚く毎日を送っています。

まず、最初に驚いたのが「薬局の数の多さ」。
当たり前ですが、人口が多く、全国から人が集まる首都圏では、
もちろん薬局の数も多く、街を5分歩けば薬局があるような印象を持ちました。

そして、
「首都圏を中心に、薬剤師は充足傾向・・・」
「薬剤師の求人がなくなりつつある・・・」
などとよく謳われていますが、
個人的には首都圏でもまだ【求人はあるな】という印象です。

ただ、九州との違いとして感じるのは、
「求人内容の性質」でしょうか。

まず、「年収」の違いです。
首都圏では九州と比べて年収が低く、
いわゆる高年収の求人は出にくいと感じます。
もちろんエリアにもよりますが、九州と比べると
50万円または100万円以上の違いがある場合もあります。

そして、「処方箋の枚数」も大きく違うように感じます。
九州では薬局1件あたり30~40枚/日という求人の割合が多かった印象ですが、
関東では薬局1件あたり50枚/日以上の求人割合が多いと感じています。
人口の多い首都圏だからこそ、
薬局1件あたりの処方箋枚数も必然的に多くなるのでしょう。

また、細かい点では、「休日の日数」も違う印象です。
関東では完全週休2日制の薬局が多く、
「日曜と他1日」の休日を取得できる求人が多いように見受けられますが、
九州では東京と比べると完全週休2日制の薬局が少ないように感じます。
「日曜と水曜午後と土曜午後」のようなイメージです。
どうしても、週5日勤務の求人が多くなってしまいます。

このように転勤をしてみて初めて、
九州と関東の違いを肌で感じています。

九州で勤務をしていたころは、
求職者の方の希望条件にある程度近い求人を比較的スムーズにご提案できていたように思いますし、
人員の不足している薬局では求職者の方の希望に合わせて、
ある程度「求人をカスタマイズ」してくださっていたケースもあります。
(年収を若干上げる、休日を多めにする、といったように)

しかし、関東ではもともと希望条件に合う求人数自体が少なく、
(高年収を希望なさる方などは特に)希望条件に合わせた
求人のご提案が九州よりも難しいというのが実情です。

冒頭で、「関東には、まだまだ求人がある」と申しましたが、
そのことについては間違ってはないと思っています。
しかし、九州のように求職者のご希望合わせて求人をカスタイマイズを出来ることは少なく、
【既存求人のまま】でのご案内、つまり交渉が出来なくなっているという印象です。

今回は、九州と関東(主に首都圏)を例に挙げましたが、
今後、関東での現象が地方にも広がる可能性が考えられます。

仮に、そういった時代が到来した際に、
自身の希望に合う求人を探すにはどのようにすればいいでしょうか?

ある調剤薬局の人事担当の方は、
「自身のスキルアップと、+αの能力」と仰っていました。

次回は、たとえ薬剤師飽和の時代を
生き抜くスキルについて考えたいと思います。

国家資格キャリアコンサルタント
M.TM_T

関西出身。大学では中国語を専攻。中国への留学経験あり。そのほか、ボランティア活動なども行う。入社後は、関西地域を中心に、幅広いエリアを担当。

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