CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

「同一労働同一賃金」が転職市場に及ぼす影響

1.「同一労働同一賃金」とは

「同一労働同一賃金」
この言葉、耳にしたことがある方が増えていると思います。

「同一労働同一賃金」とは、働き方改革のひとつとして、
2020年4月から正社員と非正規社員との間の不合理な待遇差が禁止される制度です。
(中小企業は2021年4月から適用)

内容について詳しくは以下のコラムをご覧ください。
■パートタイム・有期雇用労働法の改正について
~「同一労働同一賃金」に関する改正法が2020年4月から施工されます。~
https://www.cbcareer.co.jp/column/899

また、不合理な待遇差とは、基本給、賞与、手当等の給与面はもちろんですが、
福利厚生や教育訓練などすべての待遇が含まれます。
そのため、雇用側からすると、人件費が上昇する可能性があり、
働く側からすると、収入アップや福利厚生・教育訓練などの充実から、
やりがい・働きがいに繋がる可能性もあります。

2.各医療機関も対応を検討している段階

転職市場においても大きな影響が出る可能性が高い制度であり、
実際に、先日もこんなことがありました。

病院でのフルタイムパートを希望されている薬剤師の方の人をお探ししている際に、
採用担当者より、以下のような返答がありました。

A病院:「来年から同一労働同一賃金が施行されるので、
今後フルタイムパートの諸条件をどうしていくのか、現在院内で検討中の段階。
そのため、一旦、フルタイムパートの採用を見送っている。」

B病院:「来年から同一労働同一賃金が施行されるので、
パートの時給も正社員と同等の待遇で時間換算し、算出することになる。
そのため、現在求人票に明記している時給よりも高くなる。」

各医療機関が施行に向け、対応を検討している段階かと思います。
時給UPなど処遇改善が期待される一方で、
パートや派遣社員の求人先が減る可能性も考えられます。

どのような影響を及ぼしていくのか、今後の動向が気になる制度です。

国家資格キャリアコンサルタント
N.SN_S

山口県出身。山・川・海に囲まれた大自然の中で育ち、大学で関西へ。卒業後、旅行会社でハネムーンの企画・営業に従事。その後、キャリアアドバイザーへ転身。

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